目黒駅(めぐろえき)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東急電鉄(東急)・東京地下鉄(東京メトロ)・東京都交通局(都営地下鉄)の駅です。
現在のJRの駅は1885年(明治18年)3月16日に日本鉄道の駅として開業。
さらには1923年(大正12年)3月11日に現在の等級である目黒蒲田電鉄の駅が開業しました。
JRの目黒駅は山手線の駅ということもあって2019年度の1日平均乗車人員は113,496人。
JR東日本の駅の中では日暮里駅に次ぐ第29位とかなりの上位です。

さてこの目黒駅ですがなんと目黒区に所在していないのです。
駅所在地は 東京都品川区上大崎で、 開設時に遡っても目黒村でなく大崎村に位置していました。
駅名選定の経緯は残されていないのですが、目黒不動尊や目黒川など周辺には「目黒」を冠する名称が多い土地でもあります。
設置場所についてWikipediaでは、
蒸気機関車の煙や振動が農作物に悪影響を与えると心配した地元農民の反対運動のため、目黒川沿いに鉄道を建設する当初計画が変更されたとする伝承(目黒駅追上事件と称される)がある。一方、地理学者の青木栄一はこうした伝承のほとんどは文献資料などの根拠を欠いたものであると述べているそうです。
こうした通説の否定を踏まえ、杉山淳一は、目黒駅が大崎から渋谷までのほぼ直線上になった路線上にあることに着目し、目黒川沿いに鉄道を敷いた場合のコストを考慮した上で路線が計画され、結果的に現在の設置場所に目黒駅が設けられたのではないかと推測しているそうです。
ちなみに豆知識としては、この目黒駅は品川区最北端の駅でもあります。
品川駅があるのは品川区ではない
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